Category : ヒビノコト
2016-03-11

散

あれから5年
なーんにも変わってない。
すっかりほとぼりが冷めたと勘違いし、むすこが生まれてからは更に何事も無かったかのように振る舞う義父に新たなストレスを感じつつ、むすこへの影響を考えて義父への感情のスイッチをOFFにしてなんとか堪える日々。

でも私、謝らない人嫌いなんで、
感情を切ってるだけで、許したわけじゃないんです。
義父に対する嫌悪感はあの日以来一ミリも解消していないですよ。
むしろほとぼりが冷めたと思えるその神経にさらに嫌悪感が増しているくらい。

震災の時に私を置き去りにして逃げたことも、
その後私が用意した食事を何ヶ月も捨て続けたことも、
本家と一緒になって孫産め跡取り産めだの産めない欠陥嫁扱いしたことも、
犬ににんにく食わせて泡吹かせたことも、
細かいこともあれもこれも、

私いつかむすこに話すよ。
「おじいちゃん」ごっこしていられるのも、あとすこしだよ。

たった一度「ごめん」と言っていたら終わっていたのにね。

せめて、せめて「こんなもの食えない」と目の前で捨ててくれていたら、
義父の悪意をちゃんとぶつけてくれていたらよかったのに。
「いただきます」と笑顔で言われ、
「ごちそうさま」と笑顔で言われ、
ふとゴミ箱を見ると、ほとんど手を付けてないご飯が、
お皿からゴミ箱へ、盛りつけたカタチのまま捨てられている。
本人は私が憎くてやっているわけではなく、「ただ食べなかったから捨てた」だけらしい。
本人に悪意の自覚があればまだ正せただろうけど、悪意はなく根本的に無神経なだけなので余計にたちが悪い。

あれ以来、家の中では本音を話すことができなくなりました。
言いたいことはぐっと飲み込むようになりました。

毎日生きていれば楽しいこともあるけれど・・
笑うと、その笑い声が自分の中に響いて、
心の澱がぶるん、と撹拌されてオモテに出てくるので心の底から笑うことができなくなりました。

あんなに大好きだった料理が、毎日苦痛です。
自分が作ったご飯を、誰かが食べるのを見ていることが辛い。
「ホントは食べたくないだろうな、こんなご飯出して申し訳ないな」と思ってしまう。

我が家は損壊もしていないし、けが人もいなかったので
「本当の被災」した人たちには何言ってんだバーカと言われてしまいそうですが
これはこれで、私にとっては「大被災」なわけで。

いくら夫婦仲が良くても、
いくらむすこがかわいくても、
いくら仕事が順調に入っていても、
いくら友達が増えても、
どんなに幸せなことが舞い込んでも、
心の底に溜まった澱が、私のプラスをマイナスに換えていく。

3.11。
私の心の澱と向き合う日。

あしたからまた一年がんばろっと。

Tags: Comments Closed 

関連記事